そのためには何人の人数を受け入れるべきか。自分の導き出した解答は,『10人まで』。ですから10人以上は受け入れません。
例えば,8人在籍するクラスに「友だち3人で入塾したい」とお申し込みがあったとしても,お断りさせていただきます。
指導の充実を図るためですので,なにとぞご了承ください。
2021年以降,新型コロナウィルス感染予防の観点から8~9名を上限としております。
「小さい子ほど忙しい。」これは,長年指導して着て感じたことです。
保護者の方は,お子さんの持つさまざまな可能性を育もうと,いろいろな習い事をさせてあげているようです。
習字,そろばん,お茶,お花,英会話,ダンス,水泳,テニス,バスケットボール,野球,サッカーなど,「いつ休むの?」とこちらが心配するほどにスケジュールが埋まっているお子さんもいます。
そんな小学生のために,塾に来る曜日,時間を選択できるようにしてあります。
下校時間の早い低学年のお子さんが,学校帰りに学びに寄ることができる時間や,おやつを食べて一休みしてから出てくることのできる時間,勉強の時間と意識して来ることができる時間というように,時間枠にも多様性を持たせています。
また,学習コースも,まずは学校の宿題に取り組んだ後,無学年進級式テキスト「あい・キャン」を用いて希望する教科を進めるだけ進む,ゆったりコースと,塾専用ワークで学校の授業を先取りする(お子さんの状態によっては,学校の復習になります)しっかりコース を用意しました。
お子さんに適した時間,曜日,教科を組み合わせてご利用ください。
小学生の間(特に幼稚園児や小学生低学年)は,生まれ月によってかなり体格・体力・学力に差がありますので,一斉授業は行いません。
板書は行わず,巡回していく中で,必要な事柄や考え方をワークや紙に書いて個別に指導していきます。
ですが,あなたのお子さんは,本当に学習内容が難しくてついていけないのでしょうか?
明らかに小学校時代からの勉強の借金をそのままに放置し続け,のっぴきならない状況に追い込まれた方もいるでしょう。
ですが,たいていの子どもたちは「聞く力」と「書く力」を改善すれば,快方に向かうのです。
ですから,私は思うのです。「もったいないな」と。
個別指導にすることで指導料が上がることもそうですが,その子の鍛えなければならない根本を鍛えようとしないことが何よりもったいないのです。
1対1の指導は,その子の為だけに行われるのですから,話を聞かざるを得ない状況になるでしょう。
でも,集団に戻ったときに,自分だけを注視していない状況で「聞こう」とできるでしょうか?
1対1の指導は,ノートをとらなくても,指導者が書いたメモをそのままもらえるでしょう。
でも,「どうまとめればよいか?要点は何か?」自分で考える力は養えますか?
1対1の指導は,お子さんが完全に理解できるまで充分な時間を与えてくれるでしょう。
お子さんが問題を解き終えるまでじっくり待ってくれることでしょう。
でも,学校のテストの時間,入試の時間には限りがあるのです。お子さんが解き終わるまで待ってはくれません。
だからこそ,中・高生の間に集団の中で「聞く力」と「書く力(要点をまとめる力)」を育成し,その中で「理解力」をつけていかなくてはならないのです。
大学のゼミでさえ1対1で指導してくれることは,ほとんどありません。
社会に出ればなおさらです。
当塾の定員数は,最大10人。
この小集団の中で,「聞けない」,「書けない」,そして「理解しようとしない」ことを解消していかなくてはなりません。
そして,それらの能力開発をサポートするために用意したのが,たしかめ~るシステムなのです。
このようにお子さんの発達段階に応じて考えた指導形態ですが,まだ万全ではありません。
塾に行かせたから,塾に任せておきさえすれば大丈夫。と安心して塾以外の時間を放任してしまう保護者の方がいらっしゃいますが,これは間違いです。
塾での指導時間は,学校にいる時間よりも,家にいる時間よりも短いのです。
御家庭での学習習慣が塾での指導と連携させていかなくてはいけません。
毎日聞くことが無理なら,1週間に1度,1ヶ月に1度程度でも構わないので,お子さんに聞いてみてください。
授業の中での説教でも構いません。保護者の方が,そうした話の中に学ぶべきものがあると態度で示すことが大事なのです。
保護者の方が,興味がある様子を示さないのに,どうしてお子さんはその話を大事だと思うようになるでしょうか?
『塾でどんなことを習ったの?』こうした日々の呼びかけが,お子さんの『聞く力』を育んでいるのです。
学校で教鞭をとっていたころから,いや,自分自身が悪ガキだった小学生の頃からずっと,学校の授業参観に疑問を持っていました。
よそいきの服装で,よそいきの言葉で,よそいきの態度で授業を行う先生,『お母さん,こんな授業,普段はやっていないよ』
いつも以上に親しげに笑いかけ,親密な感じに話しかける先生,『あなたは誰ですか?』
いつも以上にお利口さんで,活発に挙手して発表している友だちよ,『お前,いつも寝てるやん』
そして,いつも以上におとなしくしている私,『これ,何の罰ゲーム?今日は悪さをせんように気ぃつけな・・・。』
授業中に後ろでぺちゃくちゃしゃべっている誰かの親,『授業中は静かにせなあかんのちゃうの?』
こんな嘘だらけの授業,見せることにも見ることにも意味はありません。
だから,いつでも普段の授業の様子を見てください。
お子さんが頑張っていたら,褒めてあげてください。お子さんが手を抜いていたら注意してあげてください。
保護者の方が見守っているという『安心感』と『緊張感』が一層の『集中力』を生み出すのです。
可能であれば,毎回帰宅後,お子さんの書いたノートと見比べてあげてください。
板書内容よりも多く,自分の考えを書くことができていれば,大いに褒めてあげましょう。
逆に全然書き足りていないならば,その日のうちに板書内容を書き写させてあげてください。
それを確認する度に,あなたのお子さんの『書く力』が分かるのです。
特に全然ノートが書き写せない子の場合,家でも書き写す練習をすることは大事です。
例えば,penという単語を書く際に,pを書いて確認,eを書いて確認,nを書くというように一文字ずつしか書き写せないようなら,家でも「コグトレ」をして欲しいのです。
保護者の方も練習の「必要性」を感じなければ,家での練習も不十分になりかねません。
『書く力』は簡単に向上するものではないのです。
【2】『済んだぁ~。』『ない~。』と言って遊びに出る
【3】そのまま宿題の存在を忘れ,数日放置。(その間にやり方も忘れる)
【4】提出日当日になって青ざめる。
これ,保護者の方が1手加えるだけで改善できるのです。
【2】と【3】の間に『ワーク(または連絡帳)を見せてごらん』を加えてください。
当塾では,学校の課題も多い昨今の状況を考慮し,可能な限り塾内で学習を完結できるように努めています。
しかし,宿題を出さざるを得ない場合もあります。その時はワークのページの端に 」 や,ページに ○ 印を実線でつけています。
これは,時間不足で解き切れなかった場合や,定着しかけているから練習して欲しい場合に出した宿題につけています。
ですから,その日のうちに練習しなければ,次回の塾でふりだしに戻る可能性が高いのです。
お子さんを信じることも大事ですが,確認することで,より良い『習慣』に繋がっていくのです。
指導方法や家庭での学習習慣,その他さまざまな質問やお悩み,不満は,メールや電話でいつでもご相談ください。
私は神でもなければ仏でもありません。
ですから,気づかない点を指摘していただけるのはありがたいことと考えております。